完治のために末期がん治療を知る~タイトル
完治のために末期がん治療を知る~タイトル

胃がん治療/症状/生存率/余命

末期癌克服への架け橋区切り線

 
人間が食物を食べると、のどから食道を通って胃に入ります。食道は単なる食物の通り道にすぎませんが、胃は胃袋ともいわれ、食物をしばらくの間とどめ、コンクリートミキサー車のように胃液と撹拌(かくはん)し、適量ずつ十二指腸へ送り出します。胃は、食道からの入口部分である噴門部(ふんもんぶ)、胃の中心部分である体部、十二指腸側への出口部分の幽門部(ゆうもんぶ)に大きく分けられます。胃の入口付近の胃体部と呼ばれる部分は胃酸や内因子を分泌し、胃の出口に近い部分は食物を送り出すポンプの役割をしています。出口に近い幽門前庭部は胃液の分泌を調節するガストリンというホルモンを出しています。また、胃の壁は5つの層に分かれており、最内層が胃液や粘液を分泌する粘膜、中心が胃の動きを担当する筋肉、最外層は臓器全体を包む薄い膜で漿膜(しょうまく)と呼ばれています。
 

■胃の機能と構造

 
胃液はほとんどが塩酸で、消化酵素はわずかしか含まれていません。胃液の役割は、pH1~2といった強い酸による殺菌と、わずかなタンパク質の変性効果、そして主として食物をどろどろの粥状(かゆじょう)にすることです。栄養の消化吸収は主に十二指腸以下の小腸の役割です。食物によって胃内にとどまる時間は異なるようですが、粥状になった胃内容は適量ずつ十二指腸に送り出され、効率のよい消化吸収が行われ、食後数時間から半日くらいは食事をする必要がないようにできています。また、体にとって欠かせないビタミンB12の吸収に必要なキャッスル内因子と呼ばれる物質は胃でのみ分泌されます。
胃がんは、胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞になって無秩序に増殖を繰り返すがんです。胃がん検診などで見つけられる大きさになるまでには、何年もかかるといわれています。大きくなるに従ってがん細胞は胃の壁の中に入り込み、外側にある漿膜やさらにその外側まで広がり、近くにある大腸や膵臓にも広がっていきます。がんがこのように広がることを浸潤といいます。
 

胃の構造名称説明図

 

■胃がんの発生と進行について

 
胃がんは、粘膜内の分泌細胞や、分泌物を胃の中に導く導管の細胞から発生します。はじめは30~60ミクロンの大きさから出発し、年単位の時間がかかって5mm程度の大きさになるころから発見可能になります。粘膜内を横に広がっているうちはよいのですが、胃壁の外に向かって粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜へと徐々に深く浸潤(しんじゅん)しはじめると、それに伴って転移しやすくなり、予後(治療による今後の見通し)が悪くなってきます。このがんの外方向への進展は深達度(しんたつど)と呼ばれています。がんの種類によって、胃の内腔へも突出するような成長を示すものと、主に水平方向に浸潤していくものがあります。後者の場合、まだ早期胃がんの時期に、その部分に潰瘍を合併することがしばしばあります。これはがんの部分が胃液でただれやすいためと考えられており、消化性潰瘍とまったく同様の症状を起こすため、早期発見の大事な徴候となります。
 
がん細胞は、リンパ液や血液の流れに乗って他の場所に移動し、そこで増殖することもあります。これを転移といいます。最も多い胃がんの転移は、「リンパ節転移」で、リンパの関所のような「リンパ節」で増殖します。これは、早期がんでも起こることがあります。また、進行がんの一部では、腹膜や肝臓にも転移がみられます。特殊な胃がんとして、胃壁の中で広がって粘膜の表面には現れない「スキルス胃がん」があります。診断がついた時点で60%の患者さんに転移がみられます。胃がんは進行の程度にかかわらず、症状が全くない場合もあります。逆に早い段階から胃痛、胸焼け、黒い便がみられることもあります。これらの症状は胃炎や胃潰瘍などにもみられる症状です。定期的な検診を受けることはもちろん、症状が続くときには早めに受診することが、胃がんの早期発見につながります。診断や治療の進歩により、胃がんは治りやすいがんの1つといわれています。胃がんの治療は、胃がんの大きさや広がりなどによって細かく決められていますが、進行した状況で発見された場合、治療が難しいこともあります。胃がんにかかる人の傾向は40歳以降に顕著になります。胃がんにかかる人の数は高齢化のために全体数は横ばいですが、一昔前の同年代の人々と比べると、男女とも大きく減ってきています。がんで亡くなった人の数では、2004年時点で男性は第2位、女性は第1位となっていますが、統計的にみると死亡率は減少してきています。
 

■胃がんの統計について

 
胃がんの罹患(りかん)率と死亡率は男性のほうが女性より高く、年齢別にみると40歳未満では男女差は小さく、40歳以降にその差が開きます。日本の胃がん死亡率の年次推移は、1960年代から男女とも大幅な減少傾向にありますが、2004年にがんで亡くなった人の数では、胃がんは男性で第2位、女性で第1位となっています。2000年の罹患数は死亡数の約2倍です。罹患率も減少傾向にありますが、死亡率に比べて減少の度合いは緩やかです。罹患率の国際比較では、東アジア(中国、日本、韓国など)で高く、欧米など白人では低くなっています。また、アメリカでは、日系、韓国系、中国系移民の罹患率が白人より高くなっていますが、それぞれの本国在住者よりは低い傾向にあります。一方日本国内では、東北地方の日本海側で高く、南九州、沖縄で低い「東高西低」型を示しています。
 

 
胃は大きな臓器ですから、がんがかなり進行しても全く症状がない場合も多くみられます。しかし、一方では治療を受けている方の50%が早期胃がんで、そのうち50%は何らかの症状がきっかけで検査を受けています。早期胃がんの多くは病変の中に潰瘍ができるので、そのための痛み、出血、胃部不快感などが検査を受けるきっかけになります。これらの症状は胃潰瘍の症状です。進行したがんの症状は、痛みというより食事が通らない、胃が重い、体重が減る、食物がつかえるといったものです。知らない間に貧血が進み、そのために動悸や息切れが生じて発見されることもあります。
 

受診のすすめ

 
早期発見、早期治療!今、がんは早期発見により治せる病気になっています。早期発見により体への負担が軽い治療を選択できるようになったのです」このようなフレーズを、多くの方は耳にされたことがあるのではないでしょうか。このフレーズを耳にされたとき、少し他人のことのように感じましたか?
 
でも、違うのです。これは、あなたへの問いかけです。
 
"がん"という病気と向き合ったことがありますか。そして、"あなたの体"と向き合っていますか。
 
そんな問いかけなのです。
 

  • 症状がない、または、症状がなくなったということのみでは、がんではないと判断することはできません。
  • 症状が軽いということのみでは、がんが進んでいないと判断することはできません。
  • この症状があれば、必ずがんですという特徴的な症状はありません。

 
症状のみで、がんと決めつける必要もないのですが、症状のみで、がんの疑いが晴れるということもありません。

毎日の生活のこと、仕事のこと、家族のことなど、さまざまな事情を抱え、あなたの体のことが後回しになっていないでしょうか。「わざわざ病院へ行くほどじゃない」「そんな暇ないよ」こんなふうに考えている方もいるのではないでしょうか。でも、少し考えてみてください。
 
もし、毎日の生活の中でも、あなたの体について、あなたが、“少しいつもとは違う”そう感じたのなら……
周囲の方から、“少しいつもと違う?”と声をかけられたのなら……

もう一歩、前に出てください。決して放っておかないでください。
 

  • 何か気になる症状があるのなら、病院を受診してください。
  • 検診で精密検査を勧められたのなら、病院を受診してください。
  • 他の病気で通院していたときに検査を受けるように勧められたのなら、検査を受けてください。

 

 
胃がんが疑われると、胃の内視鏡検査や胃X線検査を行います。胃がんの広がりを調べる検査としては、胸部X線、腹部超音波、CT、注腸検査などがあります。広がりにより病期が判定され、治療方法が決まって行きます。
 

胃がんの診断検査プロセス

 

胃がんの検査

 
胃がんが疑われると、胃の内視鏡検査や胃X線検査を行います。胃がんの広がりを調べる検査としては、胸部X線、腹部超音波、CT、注腸検査などがあります。
 

内視鏡検査

 
内視鏡(ビデオスコープ)で胃の内部を直接見て、がんが疑われる場所の広がりや深さを調べる検査です。以前は胃カメラと呼ばれていました。がんが疑われる場所の組織の一部を採って、がん細胞の有無を調べる病理検査もします。がんの深さを詳しく調べるために超音波内視鏡が実施される場合があります。
 

病理検査

 
内視鏡検査で採取した組織に、がん細胞があるのか、あるとすればどのような種類のがん細胞かなどについて顕微鏡を使って調べることを病理検査といいます。
 

胃X線検査(バリウム検査)

 
バリウムを飲んで、X線で胃の形や粘膜(しわ)の状態を見ます。途中で発泡剤を飲んで胃を膨らませます。検査中はげっぷを我慢してください。
 

CT検査

 
X線を使って体の内部を描き出し、治療前に転移や周辺の臓器へのがんの広がりを調べます。治療後は経過によって行います。造影剤を使用する場合、ヨードアレルギーのある人は医師に申し出てください。X線を使って体の輪切りの像を描き出し、腹部や胸の中の異常の有無を調べる検査です。胃がんなどの治療前検査では、造影剤を注射して撮影するのが普通で、ヨードアレルギーの人はそのむね申し出てください。造影剤が体に入るときに熱い感じがありますが、その他にはほとんど苦痛のない検査といえるでしょう。
 

注腸検査

 
お尻からバリウムと空気を注入し、大腸の形をX線写真で確認する検査です。胃のすぐ近くを通っている大腸にがんが広がっていないか、腹膜転移が生じていないかなどを調べます。検査中に、大腸の中に空気が入ると、下腹部の張り感を強く感じることがあります。また、大腸全体をうまく造影するには、体の向きを頻回に大きく変えながら撮影する必要があり、かたい台の上で転がされるようになりますから、少々苦痛を感じることもあります。
 

腹膜転移

 
胃がんの腹膜転移とは、がんが胃の外側にこぼれ落ちて、肝臓、腸、膀胱、卵巣などを包んでいる腹膜(漿膜)に付いて増殖した状態です。腹水がたまったり、腸が狭窄を起こすこともあります。
 

 
病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることが多いかもしれません。1~4の病期に分けますが、ローマ数字が使われています。I期(IA、IB)、II期、III期(IIIA、IIIB)、IV期に分類されています。病期は、がんが胃の壁の中にどのくらい深くもぐっているのか(深達度)、リンパ節や他の臓器への転移があるかどうかによって決まります。病期によって治療方法が決まっています。がんの深さが粘膜下層までのものを「早期胃がん」、深さが粘膜下層を越えて固有筋層より深くに及ぶものを「進行胃がん」といいます。がんが胃の壁の内側から外側に向かって深く進むに従い、転移することが多くなります。病期は治療前の検査によって決まりますが、手術のときに転移などが見つかれば、変更されることもあります。
 

 
胃がんの治療は、病期にもとづいて治療法が決まります。次に示すものは、胃がんの病期と治療方法の関係を表す図です。日本胃癌学会の『胃がん治療ガイドライン』もご参照ください。担当医と最終的な治療方針について話し合う参考にしてください。
 

胃がん病期による治療法

 

手術療法(外科療法)

 
胃がんでは、手術治療が最も有効で標準的な治療です。胃の切除と同時に、決まった範囲の周辺のリンパ節を取り除きます(リンパ節郭清(かくせい))。胃の切除の範囲は、がんのある場所や、病期の両方から決定します。また、胃の切除範囲などに応じて、食物の通り道をつくり直します。リンパ節に転移している可能性がほとんどない場合には、手術ではなく、内視鏡による切除が行われることもあります。
 

手術のリスクと合併症

 
胃がんの手術で、合併症として最も多いものは、膵臓周辺のリンパ節を郭清することに付随した膵液瘻(すいえきろう:膵臓の分泌液である膵液が一時的に漏れる状態)です。次に問題となるのは、消化管をつないだ部分が漏れる縫合不全です。この合併症は手術後の死亡に最も結びつきやすいものです。胃全摘や噴門側切除後の食道・空腸吻合では、手縫い法が行われていた時代は縫合不全が4%程度ありましたが、器械を用いる方法が普及してからはほとんどなくなりました。幽門側胃切除後に、胃と十二指腸を直接つなぐ方法では縫合不全が2~3%ありますが、胃と空腸をつなぐ方法ではほとんどありません。
その他、腹壁の感染、肺炎、出血、腸閉塞などの合併症が1~2%みられます。また、いわゆる「エコノミークラス症候群」として知られる深部静脈血栓症とこれに続く肺塞栓(静脈に血の塊りが生じ、これが流れ出して肺の血管を塞ぐこと)が、最近少しずつ増えてきました。
 

手術後の後遺症:小(無)胃症状とダンピング症候群

 
胃の手術を受けて一番大きく変わるのは食生活です。胃全摘や幽門側胃切除では、「速やかに相当量の食物を受けつけ、それらを一定時間蓄えて効率よく徐々に腸に送り出す」という胃の本来の役割が損なわれてしまいますので、食物を早く食べることが難しくなり、同時に早くおなかがすくようになります。胃の出口が開放状態なので、食べ物が食後どんどん小腸へ流れ込み、消化吸収されるので、血液中の糖分の値(血糖値)は食後急激に上昇します。それに反応して、血糖値を下げるホルモンであるインシュリンが大量に分泌され、一定時間後には血糖値が下がりはじめます。しかし、そのころには食べた食物の糖源はすでにほとんど吸収されたあとですから、血糖値はどんどん下がってしまいます。食後2~3時間のころに突然脱力感、冷汗、倦怠感(けんたいかん)、集中力の途絶、めまい、手や指の震え、まれですが、ひどい場合は意識が遠のくようなことまで起こります。これを後期あるいは晩期ダンピング症候群と呼びます。これに比べてまれにしかみられないのですが、食事中から食後30分以内に発現する動悸、発汗、めまい、眠気、腹鳴(おなかがごろごろはげしく鳴ること)、脱力感、顔面紅潮や蒼白、下痢などを、早期ダンピング症候群と呼びます。これは主として、糖分の濃い食物がそのまま腸に流れ込み、その浸透圧に反応して、多量の腸液が急激に分泌されたり、特殊なホルモンが分泌されて起こる現象とされています。この他には、術後20~30%の頻度で胆石が発生し、またカルシウムや鉄分の吸収が悪くなるといわれています。特に閉経後の女性では、胃全摘後に骨の変化が出やすいようです。
 

腹腔鏡下胃切除

 
腹腔鏡手術は、腹部に小さい穴を数ヵ所開けて、専用のカメラや器具で手術を行う方法です。通常の、開腹手術に比べて、手術による体への負担が少なく、手術後の回復が早いため、手術件数は増加しています。開腹手術と比べて、リンパ節郭清が難しいこと、消化管をつなぎ直す技術の確立が十分とはいえないことなどから、胃がんに対する腹腔鏡手術件数は全体としてはまだ少ないのが現状です。また、通常の手術に比べて合併症の発生率がやや高くなる可能性も指摘されています。腹腔鏡手術を検討する場合には、胃がんの腹腔鏡手術件数が多い施設を選ぶとよいでしょう。2004年版の胃がん治療ガイドラインでは、胃がんの腹腔鏡手術はステージIの胃がんへの臨床研究として行うべき治療として位置づけられています。
 

内視鏡的治療

 
おとなしいタイプのがん細胞の場合で、病変が浅く、リンパ節に転移している可能性が極めて小さいときは、内視鏡を用いて胃がん切除する、内視鏡的粘膜切除術(EMR)などの方法があります。これらの治療では、内視鏡による切除が十分かどうかを病理検査で確認します。不十分な場合は胃を切除する手術治療が追加で必要になります。
 

抗がん剤治療(化学療法)

 
胃がんの抗がん剤治療には手術と組み合わせて使われる補助化学療法と治療が難しい状況で行われる抗がん剤中心の治療があります。抗がん剤の副作用は人によって程度に差があるため、効果と副作用をよくみながら行います。
 

抗がん剤治療の副作用

 
抗がん剤はがん細胞だけでなく、正常な細胞にも影響を及ぼします。特に髪の毛、口や消化管などの粘膜、骨髄など新陳代謝の盛んな細胞が影響を受けやすく、その結果として、脱毛、口内炎、下痢、吐き気が起こったり、白血球や血小板の数が少なくなることがあります。それ以外には、心臓への影響として動悸や不整脈が、また肝臓や腎臓に障害が出ることもあります。副作用が著しい場合には治療薬の変更や治療の中断などを検討することもあります。
 

IV期の胃がんに対する治療

 
IV期の胃がんも、手術ですべてのがん巣(そう)を完全に取りきれると約15%の人が治癒します。切除しきれない場合には、抗がん剤が治療の中心となります。切除しきれない場合に、胃がんから出血していたり、食物の通りが悪くなっているときには、さらに切除したり、通り道をつくる手術をしたりします。また、標準となる抗がん剤治療(効果と副作用の評価が確立している)を受けることに加えて、開発中の抗がん剤の効果や副作用をみるための臨床試験に参加できることもあります。臨床試験に関する情報は定期的に更新されており、がん診療連携拠点病院にある相談支援センターで情報を聞くことができます。
 

生存率

 
がんの治療成績を示す指標として、生存率があります。生存率では、がんの治療後、ある一定期間の後に何パーセントの人が生存しているかを算出します。根治切除が行われたがんでは、深達度によって大きな予後の差があります。
 

 
手術や抗がん剤治療を行ったあとの体調確認のため、また再発を発見するために定期的に通院します。再発の危険度が高いほど頻繁、かつ長期的に通院することになります。また、胃全摘の手術を受けた場合は、胃液に含まれる成分がなくなるためにビタミンB12が小腸で吸収できなくなります。これは飲み薬では補えないのでビタミンB12の注射を年に2~4回程度受ける必要があります。これに関しては一生涯続くことですから、近所のホームドクターにお願いできればそのほうがよいでしょう。
 

通院の頻度

 
再発の可能性が非常に低い病期IAでは、外来通院は1年に1度で十分です。採血、胸部X線、腹部超音波、残胃の内視鏡、などを行います。病期IBから IIIAでは、半年に一度、腹部CT検査などを行います。病期IIIBでは3ヵ月ごとに診察を受けます。再発の危険性が高い病期IVやスキルス胃がんでは、毎月の診察になるでしょう。
 

 

転移

 
転移とは、がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って他の臓器に移動し、そこで成長したものをいいます。がんを手術で全部切除できたように見えても、その時点ですでにがん細胞がほかの臓器に移動している可能性があり、手術した時点では見つけられなくても、時間がたってから転移として見つかることがあります。
 

再発

 
再発とは、手術や抗がん剤治療の効果で、目に見える大きさのがんがなくなったあと、再びがんが出現することをいいます。再度手術できる場合はまれで、以前使用していない化学療法による治療が一般的です。再発といってもそれぞれの患者さんでの状態は異なります。転移が生じている場合には治療方法も総合的に判断する必要があります。それぞれの患者さんの状況に応じて治療やその後のケアを決めていきます。
 
出典「国立がんセンターがん対策情報センター」

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